動作解析ソフトウェア JoDyn
Human Movement Analysis Software JoDyn
身体動作解析ソフトウェア
JoDyn
JoDyn(Joint Dynamics)は、モーションキャプチャシステムで計測されたマーカー位置データとフォースプレートで計測された床反力データを入力して、被験者の身長、体重、モーションキャプチャーシステムとフォースプレートのサンプリング周波数を設定して、逆運動と逆動力学解析を実行することができます。身体セグメント位置、速度、加速度、角速度、角加速度、下肢の関節角度、関節モーメント、関節反力などを計算することが可能です。また、JoDynを販売するほかに、お客様に代わって、受託解析やモデリングの受託サービスをご提供しています。
JoDynは、バイオメカニクス、リハビリテーション、人間工学、スポーツ科学、運動学の教育支援などの多くの分野に適応することができ、広く使用されています。
特長
操作性に優れたUI
JoDynは、被験者の身長、体重、マーカー位置と床反力データのサンプリング周波数を設定するだけで、下肢の関節角度、関節モーメント、関節反力などの逆運動と逆動力学解析を実行することができます。
表現性に優れた対話型
JoDynは、マーカー位置と床反力が3次元空間で表示され、マーカー位置によって推定された下肢セグメントが表現できます。スライダーバーの操作によって、任意のタイミングの動作が確認できます。また、任意の時間範囲内の解析結果を出力することができます。
解析結果CSV出力
JoDynは、下肢のセグメントの質量中心位置、速度、加速度、角速度、角加速度、三次元関節角度、関節モーメント、関節反力などを計算することができ、解析結果はグラフに表示することができます。また、txtやcsv形式のExcelファイルにも出力・保存が可能です。
モデル解析の流れ
STEP1
動作計測
光学式モーションキャプチャとフォースプレートを用いて、身体セグメントの動き(マーカー位置)と床反力のデータを取得します。
STEP2
モデル解析
取得したデータを用いて、身体動作の動力学解析ソフトウェアJoDynで逆運動学と逆動力学を行います。身体セグメント位置、関節角度、関節モーメント。関節反力などの運動学や力学結果が、解析項目を選択するだけで簡単に計算できます。
STEP3
結果出力
身体動作解析ソフトウェアJoDynで解析した結果はtxtやcsv形式のExcel出力が可能です。
受託解析ご利用の流れ
私たちは、JoDynを販売するほかに、お客様に代わって、身体運動の解析を実行して結果出力を納入する受託解析サービスを行っています。
お客様に計測いただいたマーカー位置と床反力データを用いて受託解析を行っています、また、人間運動データの受託計測からJoDynによる受託解析までの一貫したサービスもご提供しています。
お客様がお問い合わせフォームを使って解析内容と解析目的を記入していただきます。初回のお打合せでお客様のご要望の解析内容、解析目的、具体的な解析条件、と出力項目などを理解し、当社で解析条件書、解析計画書、と金額見積もりを提出します。次に、ご発注後は、人間の運動データによる解析を行い、結果を納品します。納品時に報告会を行います。また、結果報告書のご提供、や専門家から解説コメントやディスカッション付きの報告書の納品を選択可能です。
適用分野・用途
人間動作解析、運動器リハビリ、スポーツパフォーマンス、身体運動バイオメカニクス、運動神経科学、機器設計、人と機械の相互作用、解剖学の教育支援、車両設計、老年学、人間工学など、産業、学術的な研究、教育と幅広く活用できます。
解析例
通常歩行動作
ランニング動作
垂直跳び動作
しゃがむ動作
導入業績
2024.10〜
東京都立産業技術高等専門学校
2022.04〜
電気通信大学情報理工学研究科
2021.10〜
埼玉県立大学理学療法学科
2020.04〜
星城大学リハビリテーション学部
2020.10〜2022.3
株式会社ブリヂストン
2020.10〜
東京都立大学システムデザイン研究科
JoDynについての文献
Sentong Wang, Kazunori Hase, Susumu Ota, A computationally efficient lower limb finite element musculoskeletal framework directly driven solely by inertial measurement unit sensors, Journal of Biomechanical Engineering, 144(5), 051011, 2022
Sentong Wang, Yunan Cai, Kazunori Hase, Kazuo Uchida, Daisuke Kondo, Tsuguya Saito, Susumu Ota, Estimation of knee joint angles during gait cycle using inertial measurement unit sensors: a method of sensors-to-clinical bone calibration on the lower limb skeletal model, Journal of Biomechanical Science and Engineering, 17(1), 21-00196, 2022
Sentong Wang, Kazunori Hase, Susumu Ota, Development of a lower limb finite element musculoskeletal gait simulation framework driven solely by inertial measurement unit sensors, Biomechanics, 1(3), 293-306, 2021